ガングリオン
多くは手首にできるクリっとしたできものを自覚されて、受診されます。
関節近傍にできることが多く、他には腱鞘由来のものなど特殊なものもあります。
基本的には良性で、厳密には腫瘍ではありませんので病理検査などは必要ありません。
ほとんどが症状を伴わないので、そのまま経過観察をすることが多いのですが、写真に示すような大きさになってきますと痛みやシビレを伴うことがあるので、手術で切除する必要が出てきます。
手術で取りますと、下の写真のようになりコブはなくなります。そして、その横の写真にガングリオンをキレイに取っているものがあります。水風船のように見えます。
手術自体は伝達麻酔または局所麻酔での日帰りで行う事ができますし、術後の痛みもあまりありません。
ガングリオンの手術をやってくれる医療機関が少ないので患者さんが路頭に迷っておられることが多いのが難点です。
ガングリオンを写真のようにマルっと取ることが好き(自己満足ですが)でしたが、最近は局所麻酔での手術をすることが多くなってきたため手術時間短縮のためマルっと取ることはなくなってきています。
患者さんがご希望されれば当院では手術療法(だいたいの方は手術時間20分程度)を提供しております。