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野球肩・野球肘のリハビリ

野球肩・野球肘に関して、当院リハビリの特徴

 

担当理学療法士 小西佑弥

プロフィール;中学軟式クラブチームから、甲子園出場経験のある私立高校へ(推薦入学)

専門学校卒業後は野球肩・野球肘の患者さんを数多く経験し、治療技術を磨いてきました。

 

1 投球フォーム指導だけでなく全身の機能改善を行います

 

野球肩・野球肘になる原因の多くは「投球フォームの悪さ」「オーバーユース(使いすぎ)」です。

当院では全身の評価を理学療法士が行い「投球フォームの悪いポイント」を洗い出します。

その「投球フォームの悪いポイント」に対して治療を行うことで、正しい投球フォームを身につけます。

 

2 野球経験者の理学療法士

野球肩・野球肘のリハビリに必要な知識(身体構造や機能改善に関して)を持ち、野球経験豊富な理学療法士が担当します。

投球動作に必要な運動や身体機能を指導し、正しい投球フォームへ修正していきます。

 

3 じっくり指導が受けられる

野球肩・野球肘の患者さんには①運動指導②機能改善のリハビリ③正しい投球フォーム指導など、多くのリハビリメニューがありますので、通常より長い40~60分のリハビリを受けられるようにしております。

※週2回でリハビリを行いますが、痛みやフォームの改善が得られれば頻度を減らし、リハビリを終了します。

 

4 投球動作を撮影し患者さんと一緒にフォームを確認

患者さんおよび、ご家族が同意いただければ、投球フォームを撮影(写真・動画)し、本人にも確認してもらいます。

どこが悪くて、どのように修正すれば良いのかが分かり、患者さんの理解に役立ちます。

 

例示

投球中に肩の前面の痛みを自覚。

日常生活に問題なく、投球時のレイトコッキング期~アクセラレーション期(下図参照)に痛みがありました。

 

 

痛みの原因;投球時に肘が下がってゼロポジションの獲得ができず、肩に負担がかかったものと思われます(下の動画と画像を参照)

 

肘が下がってしまった原因(機能障害):①肩周りと股関節周りの柔軟性低下②肩周りの筋力低下③上半身と下半身の協調性低下

 

治療(リハビリ):筋力トレーニングと柔軟性向上のリハビリメニューと投球フォーム指導にて、痛みなく競技復帰できました。

上の動画が初回フォームで下の動画が5ヶ月後のフォームです

 

 

指導のポイント

 

Ⅰ 後期コッキング期の肘の位置

初回リハビリ時の投球フォームでは大きな「肘下がり」が起きています。

では、肘が下がると何が悪いのか?

  • 肘が挙がらず、下がったままでの投球では肩と肘の負担が大きくなります。
  • 投球時のリリースポイントが低くなる事でパフォーマンスの低下が起きます(球速の低下や回転不足など)

このコッキング期には肘を挙げることがポイントです(次のⅡにも繋がります)

この指導の結果、写真のように肘の位置が挙がっていることが分かります。

 

写真Ⅰ

上が初回リハビリ時のフォームで下が約5か月後のフォーム

 

Ⅱ リリース時の肩と肘の位置

リリース時に肩と肘が一直線(ゼロポジション)になることで、怪我のリスクを下げパフォーマンスの向上につながります。

※Ⅰであったような「肘下がり」が起きるとゼロポジションの獲得が出来なくなります

指導後は、初回に比べて一直線に近くなってきました

 

Ⅲ 投球の方向と膝の方向

投げたい方向に下半身が向かないと、上半身の動きのみで投球してしまいます。

初期の写真では投球方向(キャッチャー)に膝が向いておらず、内側にむいています。

このままでは、肩や肘のみならず、腰にも大きな負担となります。

さらに、パフォーマンス面ではコントロールが悪くなります。

 

写真Ⅱ・Ⅲ

上が初回リハビリ時のフォームで下が約5か月後のフォーム

 

5 多くの機械を使ってリハビリできます

当院には他の病院ではあまり置いていないようなリハビリ機器がたくさんあります。

その機械を使って、機能障害やフォーム修正に必要な運動を行っていきます。

 

この他にもたくさんのリハビリ機器があり、患者さんにあわせて必要な機械を使っていきます。

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