2020/8/19 外来患者さんとのお別れ
2020/8をもって、一宮西病院を退職し、開業準備に入ります。
ここ最近の外来では、患者さんたちにお別れを告げなくてはならず、寂しい限りです。
慢性疾患の患者さんで、定期的に通っていただいている患者さんにはお別れを告げることができますが、何かあったら僕を指名して外来に来てくれる患者さんにはお伝えできておりません。
また来ていただいた時に、申し訳ないと感じております。
また、一方で「開業先についていくから開業先の住所を教えて」と言っていただける患者さんも一定数います。
一宮西病院周辺から開業先に行くには、車で40分程度、公共交通機関を利用すると80分程度はかかってしまいます。
遠方なので、大変ですよと言っても「行く行く、這ってでもいくよ」などとうれしいことを言っていただけます。
リップサービスだとしても、とてもうれしかったです。
本当に来ていただけるならもっと嬉しいですが、雰囲気的には本当に来てくれそうな患者さんもおられて感涙しそうでした。
開業当初は患者さんの数も増えなくて辛い時期が1～2年程度あるよと聞いていますので、そんな状況で一宮から患者さんが来てくれたら一生忘れないと思います。
一方で、瑞穂区での開業を遠すぎるとおっしゃられる患者さんも多く、なぜ一宮で開業しないのだとお叱り？をいただいたりもしました（これはこれで嬉しいお叱りになりますが）
せめてもうちょっと一宮寄りの名古屋市なら行くのにというお言葉もあり、やっぱり距離は大事なんだなと感じております。
地域に根ざしてという気持ちもありますが、できればクリニックに関わる人みんな（患者さん、スタッフだけじゃなく、取引業者さんや、患者さんの家族なども含めて）が元気で、幸せになっていけるようなきっかけになりたいと思います。
青臭いのはわかってますが、いつまでも青臭い医者でありたいと思っています。
