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最近出会った少しマニアックな疾患

1、小児のカーリー変形(屈筋腱の相対的短縮による足趾の変形)

2、10代の四辺形間隙症候群(腋下神経麻痺)

3、後骨幹神経麻痺(手指の伸展不能)

4、大腿外側皮神経痛(坐骨神経痛と間違われやすい)これはあまりマニアックではないかも

5、成人still病

6、前骨幹神経麻痺(母指IPの屈曲障害+示指DIP屈曲障害)

7、進行性骨化性線維異形成症 (筋膜や皮下組織などが何故か骨のように変化してくる病気)

現在も一宮西病院という地域の基幹病院で勤務しております。

開業医さんから紹介いただくマニアック疾患もあれば、初診で来院されるマニアック疾患もあります。印象としては半々という感じを受けます。

なお、一宮西病院では初診患者さんウェルカムの珍しい基幹病院です。

通常、基幹病院では初診患者さんの受付を大きく制限しており、まずは最初に開業医さんを受診してくださいというのが基本的です。

しかし当院では初診の制限は設けておりませんので、比較的多くの初診患者さんが来院されます。

そのおかげもあってか、初診患者さんを診察する上で開業してから必要なスキルも自然と身についている実感があります。

これらのマニアック疾患でも僕自身も気づけていない疾患が沢山あるでしょうから、もっともっとあるのではないかと思います。

しかし、マニアック疾患があるから問題なのではなくて、別に患者さんに悪い影響がないのであればソッとしておくのが良いのでしょう。

一方で、日常生活や今後の生活に影響を及ぼしうるものであるなら気づく必要があるでしょう。

気づいてあげればリハビリや装具療法での改善方法を提案したり、外科的治療で患者さんのADLが改善します。

なので、医療者は気付いてあげる必要がありますが、患者さんは困っていることや変だなと思うことがあったらクリニックで相談していただきたいと思います。

相談していただかないと気付くための切っ掛けがないですので、患者さんは相談いただくことが重要だと思います。

しかし、特段困っていないことを相談しに病院へ行くと、あれやこれやで病気だと言われて無駄な検査や治療をされてしまうので考え物ですが。

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