ガングリオン
多くは手首にできるクリっとしたできものを自覚されて、受診されます。
関節近傍にできることが多く、他には腱鞘由来のものなど特殊なものもあります。
基本的には良性で、厳密には腫瘍ではありませんので病理検査などは必要ありません。
ほとんどが症状を伴わないので、そのまま経過観察をすることが多いのですが、写真に示すような大きさになってきますと痛みやシビレを伴うことがあるので、手術で切除する必要が出てきます。
手術で取りますと、下の写真のようになりコブはなくなります。そして、その横の写真にガングリオンをキレイに取っているものがあります。水風船のように見えます。
手術自体は局所麻酔での日帰りで行う事ができますし、術後の痛みもあまりありません。
ガングリオンの手術をやってくれる医療機関が少ないので患者さんが路頭に迷っておられることが多いのが難点です。
ガングリオンを写真のようにマルっと取ることが好き(自己満足ですが)でしたが、最近は局所麻酔での手術をすることが多くなってきたため手術時間短縮のためマルっと取ることはなくなってきています。
患者さんがご希望されれば当院では手術療法(だいたいの方は手術時間は皮膚縫合込みで12分程度、皮膚の切開は25mm程度)を提供しております。
皮膚縫合に使用する糸は体の中で溶けて吸収されるものを使用しますので、抜糸がありません。
術後翌日の診察で特に問題がなければ、それ以降受診する必要はありません。
ただし、術後に手関節や指の関節を動かしておいていただかないと、手術した箇所周囲での癒着により関節可動域制限が出る恐れがありますので注意が必要です。
手のひら側にできるガングリオンは難易度が高いので、20~30分程度を要します。
