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せぼね由来のしびれ、麻痺

変形性頸椎症・変形性腰椎症・椎間板ヘルニアなどにより手足にしびれや麻痺をきたします。
身体所見やレントゲン・MRIなどにより診断をつけます。
一過性で症状がなくなるものもありますが、慢性経過をたどり投薬継続が必要となる場合や症状が悪化傾向であれば手術加療が必要となるものもあります。
慢性経過では定期的に診察を行い、手術加療へのタイミングを逃さないことがとても重要です。
時に腫瘍や細菌感染症によるものがありますので、注意が必要です。

当院でできる治療法 

治療法の一つにブロック注射(神経剥離も含む)があり、症状や患者さんの希望などによりうまく活用して治療にあたります。
筋膜リリースのテクニックを応用すれば症状を緩和・消失させることが期待できます。
従来の治療法ですと、痛み止めやしびれのお薬などを漫然と投与していましたが、さまざまは治療法を駆使して症状緩和・消失を目指します。
薬を使わなくても痛み・しびれから解放される人生を提供したいと考えています。

どの疾患なら自然軽快できるか

腰部脊柱管関連の病気は大きく分けて以下の3つに分類されます。
①神経根症状型
②馬尾症状型
③神経根と馬尾の合併(混合型)
患者さんの多くは①の神経根症状型が多く、3~4割の患者さんで薬が必要ない状態になることが期待できます。
また、患者さんの多くが神経根型であり、神経根ブロックや腰部・体幹の筋力などを改善させることで症状の緩和・消失が期待できます。
脊椎専門の医師でないと、なかなか神経根ブロックまでしてくれるクリニックはありませんが、当院ではそれをできるように設備も含めて整えております。

②馬尾症状③混合型の患者さんでは、手術をしないと薬なしでの症状消失は難しいことが多く、体幹のトレーニングや症状が出にくい姿勢の取り方を学ぶためのリハビリをしてもらうことになります。

頸椎疾患ではどうか

手や腕のしびれを訴える患者さんの中には、頸椎由来や手由来のしびれを合併している患者さんも時折おられます。
頸椎疾患に関しても、考え方としては腰部脊柱管狭窄症と似ています。
頸椎の神経根ブロックに関しては、頸周辺が重要な器官が多い(気管、頸動脈、腕神経叢など)ことから、あまり施行されません。
頸椎神経根ブロックをエコーガイド下にする方法が考案され、従来よりは安全にできるようになってきていますが、技術的の習得に個人差があります。(筋膜リリースの応用で神経根周囲の癒着を剥離する方法も効果がある様子)
頸椎由来のしびれですと、手だけではなく足にも症状が出てくるようになり、生活に大きな支障をきたすことも多いため手術に至るケースは比較的多くあります。
これも手術のタイミングを逃さないように担当医にみておいてもらう必要があります。


また、長期間痺れの症状を来している患者さんでは、満を持して手術をしても痺れが取れないことが多いので、その後も薬を内服していくことになります。
※脊柱管狭窄症由来のしびれを来している患者さんは非常に多く、その患者さんに手術をしていては脊椎外科医が圧倒的に足りなくなりますので、手術の適応は厳しくなります。
だからと言って、漫然と投薬コントロールをしていると手術しても症状が改善しないことになりかねません。
症状発症後の期間や症状の強さなどを勘案して手術に踏み切るタイミングを逃さないことも重要と思います。
手術をそもそもしたくない患者さんは投薬コントロールを継続していくことになりますが、手術について否定的でない患者さんの場合は医師側がそのタイミングを逃さないように患者さんに助言するべきだと思います。
そうは言っても、これが簡単ではないので日々患者さんのカルテと患者さんの身体所見・症状を照らし合わせて判断していくことになります。

 

※当院では牽引療法(腰や足などを引っ張る)や温熱療法(ホットパックや超音波を使用するもの)などの治療効果が明らかになっていない治療器を導入しておりません。
これらを希望される患者さんには他院での加療をお願いすることになりますので、よろしくお願いいたします。

補足:当院では牽引の代わりにストレッチ運動(自力でやったり、レッドコードを用います)、温熱療法の代わりには半身浴などを活用してもらうことを勧めています。

 

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